アクレダバンク(ACLEDA BANK PLC)の口座開設について
そもそもアクレダバンクとは
アクレダ銀行(ACLEDA BANK)は、カンボジア最大級の商業銀行で1993年に設立されました。日本企業も、三井住友銀行:18.25%、オリックス:12.25%などが出資しています。
って事は、30%はニッポンの血が入っているって事ですよね?もう、これだけで安心感無いですか。笑)
しかも、カンボジアでは高額通貨はアメリカドルが流通しているので、アメリカドルで銀行口座が持てます。
しかも、5年定期だと日本では考えられない位の金利が付くみたいですよ!奥さん!
※但し、非居住者は何かの名目で少し引かれるみたいですが…
海外への送金や海外銀行ATMで引出しできる便利なワイズ(Wise)ですが、カンボジアで使うと$5のATM手数料が毎回発生する為に、現地の友人(クメール人女性なので)クメ子としますのサポートを受けて、アクレダ銀行へ出向き銀行口座を開設してきました。もちろんワタシは単なる旅行者です。
余談ですが、銀行に入るのには空港のセキュリティチェック並のチェックがありました。
ここでは、カンボジアのアクレダ銀行の口座開設の手順などについて自身の知識を記載するとともに、ワイズを使って開設したアクレダ銀行に資金を移動した件についも残しておきます。
口座開設に必要だったもの
クメ子にサポートを受けたといっても、以下の情報を提出して何枚かの書類に必要事項を書いただけです。英語が全く理解できないと厳しいかも知れませが、簡単な会話ができれば問題ないと思います。因みにクメ子は全く日本語は理解していません。行員はもちろん英語も話せるんでしょうが、行員⇒(カンボジア語)⇒クメ子⇒(英語)⇒ワタシって感じでした。
- 口座開設する本人(セルフィーフォト必要)
- パスポート(有効期限が6ヶ月以上)※期限はネットで拾った
- 現地のケータイ番号(必須)
- 日本のケータイ番号(多分任意)3>
- メールアドレス(*1)
- 滞在先のホテルの領収書(*2)
- カンボジア滞在のビザ(*3)
- スマートフォン(*4)
- 入金用のドル(*5)
(*1):Gmailを使いました
(*2):滞在先のホテルの領収書が必要でしたが、バウチャーとかには支払った証拠が記載されておらず困りました。なんとかコンファームと書かれたメールがあったのでそれで代用できました。滞在期間は、翌日から別のホテルだったのですが、滞在期間については特に問題は無いと思います。
(*3):カンボジア滞在のビザについては、今回の旅行で東京のカンボジア大使館発行の3年マルチプルビザを取得していました。それらのコピーもしていたのでビザ情報も必要だと思います。1回のシングルビザで口座取得できるかどうかは確認していません。
(*4):入出金の確認や電子マネーの支払いなどをするアクレダ銀行公式アプリの登録&設定と同時に口座開設しました。当たり前ですがデータ通信できること。
(*5):年間の口座維持管理手数料の$6が引落しされるので、それ以上あれば良いと言われましたが、これからの利用を考えて$100入金しました。他者のホームページには、$100が初期入金額ってのもありました。
テーブルに出された用紙2~3枚に、日本の住所を書いたりサインして、PIN番号と、紐づけるクレカ会社(JCB、VISA、Master)の選択です。実際には5種が選択できるようです。(こちら)
サインは細かくチェックされて再提出になりました。(汗;)パスポートのサインと全く同じか、かなり似たサインを書いてください。
午後に行ったので翌日以降のカード発行になりましたが、午前中に行けばどうなるんでしょう?
この日からアプリは既に使えるようになっていたと思います。その場でテスト的にドルからリエルに資金を移動しましたから。
因みにですが、登録の現地ケータイ番号に紐付けされたウォレットがドル・リエル、それぞれに口座番号が紐ついたセービングがドル・リエルとあり、合計4つが表示されています。セービング内でドルをリエルにした際にの小さな金額がウォレットに入りましたが、どう使い分けるのかは現時点で謎です。※後述するアプリのQRコード表示画面を参照!
ケータイ番号:ウォレット:ドル
ケータイ番号:ウォレット:リエル
口座番号1 :セービング:ドル
口座番号2 :セービング:リエル
※口座番号1、2は、最後の1桁が異なります。
※口座番号1がATMでの入金・出金、リエルへの両替等に使う主軸になります。
キャッシュカードの受取り
特に引き渡し証などは無く、英名で適当な裏紙に名前を書かされて照会され、カード入りの封筒を貰いました。作ったのはVISAデビットカードのキャシュカードです。
銀行内にあるATMを使ってアクティベート化が必要でした。ここでも、同様に、行員⇒(カンボジア語)⇒クメ子⇒(英語)⇒ワタシで操作を行いましたが、実は手順は封筒の中の用紙に書いてありました。(※上の写真)
そのまま、そのATMを使って出金・入金をしてみましたが、ドルベースで使いアプリ内部で必要ば分だけリエルに両替する感じが良いでしょう。ATMの使い方は省力します。
アクレダ銀行の公式アプリ
トップページ
ドル⇔リエル資金移動のトップ
- Transfers:ドル⇔リエルの資金移動
- Scan QR:現地飯やカフェ、リバーサイドでのバーの支払いなどでのQR決済
- Accounts:口座残高や利用履歴の確認
尚、トップページ右上の小さな赤い四角いマークは自身のQRコードを表示させるものです。
資金移動画面
自身のQRコード
銀行までのツゥクツゥク代をクメ子をが現金で払ってたので、後でQRコードを表示させて支払いました。直ぐに着金していました。口座維持手数料があるので個人間の送金でも手数料は発生しないとのことでした。
android版の公式アプリ:ACLEDA mobile
ワイズ(Wise)を使ってアクレダバンク(ACLEDA BANK)に資金を移す方法
受取人の口座指定画面
送金のタイムライン
取引の詳細(=送金履歴)
ワイズアプリを使ってワイズからアクレダ銀行の口座に資金移動してみました。
1回目は1,000円をテスト送金しましたが、5時間余りでアプリに表示されました。2回目は80,000円を夜間に送金しましたが、約13時間余りかかりました。
初めての海外口座への送金でしたが、とても簡単でしたね。
Wiseが人気ある理由がわかった気がします。
ドル⇒ドル送金より、日本円⇒ドルの方が手数料が安かったのでそれぞれ後者でSWIFTってのを使って送金しました。
ちなみに、アクレダバンクのSWIFT/BICコードは、ACLBKHPPXXXです。最後のXXXは支店番号みたいですが、XXXは本店に該当するとネットにありました。
良く調べたら、プノンペンで行った銀行は本店だったみたいです。ただ、XXX以外はネットで検索できていません。
入力するのは、①名義名、②SWIFT/BICコード、③口座番号で、その他は任意です。口座番号は、先に記載したセービング・ドル欄に表示されている番号です。
口座番号はアプリ内で、9999-99999999-99と表示されていますが、”-”を取ったものを口座番号としました。
一度、送金すると履歴から送金先を選べて「もう一度この送金をする」ボタンから同額も送金できます。
当然、送金先の銀行口座も登録されるので銀行を選択から送る額を変更しても利用できます。
なんて簡単!
因みに、リバーサイド界隈では、St130には24時間営業の両替所が1店舗ありますが、他の近隣の両替所は6pm頃には閉まってしまいます。
ATMはあちこちにあるし、上記時間外(特に夜間)でも使えて便利です。
口座開設した銀行の場所
この投稿の為に調べてたら本店だったみたいです。
61 Preah Monivong Blvd (93), Phnom Penh 120201 カンボジア
WIKI(EN):ACLEDA Bank Plc. (アクレダ銀行)
その他の重要な事
先にもチラッと書いていますが、口座維持手数料が毎年$6必要です。この口座維持手数料は他行より安いってクメ子が言ってましたが裏取りはしていません。
それと、クレカが紐づいているので5年毎に期限となります。
口座は、未使用状態で1年が経過すると凍結されるようです。
↑Youtube情報ですが、1年以内に金利を受け取れるドルまたはリエルの定期預金を設定しておくと、口座が動くので凍結対象にならないようです。
ワイズを使ってカンボジアのATMを使うと必ずATM手数料($5)が発生しますが、同様にアクレダ銀行のキャッシュカードで他行のATMを使うとATM手数料($4)が発生するようです。
アクレダ銀行は省略して「エーシー」と言うのが通っぽい。もちろん、頻繁に使ってます。笑)
屋台を引いてるオバチャンでもABA銀行のQRコードを持ってます。他行のQRコードでも手数料無しで支払いできます。
QRコードも、ドル用、リエル用がそれぞれあるのでちょっと面倒です。ドル支払いの場合は、ドル用のQRコードを読み込んで、アプリ内でドルを選択して決済します。
カンボジアはペイオフ制度が無いようなので倒産時の保護される預金は無いとのことです。
主に不動産関連のブロガーやユーチューバーが高金利(利回り6%)と言ってますが、2024年12月現在のドルでの定期預金の最高金利は4%しかありません。
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