【日本の定義】サンミゲールペールピルセンはビール?サンミゲルライトは発泡酒?論争に終止符!(一次情報ソースでOK!)

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フィリピン大好きな日本のポギー&マガンダの皆様へ

サンミゲルビール/サンミゲルライトはビール?発泡酒?どっち?

サンミゲルピルセンは発泡酒?ビール?

本日は、フィリピンを代表するビールであるサンミゲルビール(SMB)、サンミゲルライト(SML)が日本の酒税法で分類される「ビール」なのか「発泡酒」なのかについて白黒つけさせて頂きます。ついでに、フィリピン人が愛してやまないレッドホースについても言及しております。

つまり、この投稿を最後まで読むと、サンミゲルビール/サンミゲルライト/レッドホースが発泡酒なのかビールなのかがスッキリ判明します。

※本投稿ではシンプルに、サンミゲールペールピルセン(=サンミゲルビール)をピルセン、サンミゲルライトをライトと記載しています。適宜、脳内で変換してください。

2014年11月にエントリーした以下の投稿は、”サンミゲルライト 発泡酒”でググると今でもトップ表示されています。

投稿当時、気になってあちこちググってみましたが、サンミゲルライトが発泡酒だとする個人ブログはチラホラありましたが、情報元ソースが明記されている投稿は有りませんでした。ただ、楽天だったかアマゾンだったか忘れましたが、インターネット通販でサンミゲルライトを発泡酒だと表記して販売している会社はあったように記憶しています。

食品&飲料メーカーに精通した”エージェントP”さんのコネクションによって、サンミゲルビールの大株主であるキ〇ンさんに確かめてもらっての投稿でした。

その信頼できる情報元の回答によって当サイトではサンミゲルライトは発泡酒だと結論付けていました。(過去形)

ただ、ピルセンは過去に複数のバー嬢からインタビューした結果によると「おやぢ」が好んで飲むビールでイケていないビールだとのこと。なので、バーホッピングの味チェンジに極稀に飲む程度で、すっかり調査を依頼することを忘れていました。

ですので、茶色の一風変わったボトルで販売されているピルセンは、ビールなのか発泡酒なのかグレーのままでした。

ピルセン、ライトの2018年4月以降の酒税法の最新分類

過日、ツィッターのタイムラインに流れてきましたが「ピルセンはビール、ライトは発泡酒」だと呟いている方がいました。

むむ?

またしても、信頼できる情報元ソースが明示されていない。

と、言うことで、Tweet(@kuya_bozuri)をした訳です。

エージェントPさんからレスがあり、何やら酒税法が変更になっているらしく、再調査してくれることに。。。ありがたや。ありがたや。

聞けば、エージェントPさんも白黒はっきりさせたかったようですね。(笑


Twitterのメッセージで返信を貰いました。

2017(平成29)年4月に税制改正があり、消費課税(酒税改革)がありました。あわせて、2018(平成30年)4月1日からビールの定義が大幅に見直されました。

ビールの定義は、2018年3月31日以前の麦芽比率は67%、4月1日以降は50%までとなり、ついでに副原料の範囲も拡大されました。

だそうです。

ピルセンもライトも今の分類ではビールです

サンミゲルライトは発泡酒?ビール?どっち?

サンミゲール・ペールピルゼン / サンミゲール・ライト ともに、麦芽使用比率が50%以上で、特別な副原料も使用しておりませんのでビールの分類です。←ココ重要!

名前 分類 アルコール
サンミゲルビール ビール 5%
サンミゲルライト ビール 5%

もちろん改正前であれば、サンミゲールライトは発泡酒の分類となりました。(麦芽使用比率が67%を超えていない為)だそうです。By N〇麦酒

ソースは、前回同様キ〇ンさん、と日本の輸入代理店のN〇麦酒から返答をいただいてます。


もうね、これはチョー信頼できる情報元ですよね。

一次情報ソースとして使ってください。

これ以上の信ぴょう性はありませんから…

改定前後のビールの定義

そもそもの、ビールの定義を改定前と改定後で比較してみました。

2018年3月31日までのビールの定義

  • 麦芽比率:全体の3分の2(約67%)以上
  • 使用できる原料:必須原料:麦芽・ホップ・水
  • 副原料(※):麦・米・とうもろこし・こうりゃん・ばれいしょ・でん粉・糖類またはカラメル
2018年4月1日以降のビールの定義

  • 麦芽比率:50%以上
  • 使用できる原料:必須原料:麦芽・ホップ・水
  • 副原料(※):果実、コリアンダー・コリアンダーシード、香辛料(胡椒、山椒など)、ハーブ(カモミール、バジルなど)、野菜、そば・ごま、含糖質物(蜂蜜、黒糖など)・食塩・みそ、花、茶・コーヒー・ココア(これらの調整品を含む)、牡蠣・こんぶ・わかめ・かつお節 ※追加副原料の重量合計は、麦芽重量の5%まで

めちゃくちゃ緩和されていてビックリ!副原料は何でもアリになってます。www

フィリピンで愛されるレッドホースはビールか?発泡酒か?

レッドホースビールは発泡酒?ビール?
先ほど、 サンミゲルビールの輸入元である、N〇麦酒さんのサイトを改めて見ましたが、ピルセン、ライトに加え、フィリピンから輸入しているレッドホースの分類も確認できました。

名前 分類 アルコール
レッドホース 発泡酒 8%

※レッドホースは(やっぱり)発泡酒で確定しました!www

ちょっと聞きかじった四方山はなし

本投稿をするにあたり、少し調べてみました。2026年にビールの酒税は1本化されるようです。それまでは、段階的に酒税を見直すとか…

初回は、2020年10月ですから今秋です。

日本の酒税法 ピールの税率

ソースは、財務省からお借りしましたPDFでどーぞ。

財務省・消費課税「平成29年度税制改正」(平成29年4月発行)

麦芽率50%以上と50%以下の発泡酒がそもそも存在し、その是正が主な理由のようです。また、世界に通用するビールにするとも、地ビールを盛り上げるとも。。。だから、みそ、牡蠣、こんぶ、わかめ、かつお節かぁ~。納得)

日本のビールの定義は、ドイツの「ビール純粋令」が手本で、67%超えの麦芽を使っていても、レモン汁1滴たらしただけで発泡酒に分類されていたのです。

が、世界のビールには色々な種類の副原料を使ったビールがあり、日本に輸出した段階で発泡酒に分類され、発泡酒=安いビール、ビールの亜種となって、イメージが悪く高めの値段設定ができなかったとか。

こんな理由もあって「分類としてのビール」のハードルを下げたともいわれています。混ぜ物ビールの代表格であるベルギービールが恩恵を受けたともありました。

結論

サンミゲルペールピルセンもサンミゲルライトも日本の定義(分類)では、2018年4月より「ビール」扱いになっている。ついでに判明した事はレッドホースは昔も今も「発泡酒」だった。

新定義よって、サンミゲルライトが発泡酒からビールになったからと言って、美味しくなった訳ではありませんからね。でも、気持ち的には発泡酒飲んでるって言うよりはビール飲んでいるって方が、ちょっとだけ気分が良いですね。

(以下独り言)
サンミゲルライトの分類がビールになったってことは、サンミゲル・ドライも、サンミゲル・セルヴェッサネグラ(黒ビール)も、また、言うまでもありませんが、サンミゲル・プレミアムモルトもビールですよね。

サンミゲル(レモン/アップル)フレーバービールは、絶対に発泡酒ですよね。

サンミゲルプレミアムモルツはホテルの部屋飲みビールとしての王座の地位を確立して久しいです。ホテルに到着したら、近所のスーパー(またはコンビニ)に仕入れに行きます。もし、まだ飲んでいない方は是非飲んでみてください。旨いですよ。

アンヘレスのバーには置いてませんので、あしからず。

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