2020.06.22 追記:2018年4月1日のビールの定義の改定で、サンミゲルライトは、「発泡酒」から「ビール」の分類になりました。最新の情報は最後にリンクしています。
サンミゲルライトを発泡酒だと結論付けする前に・・・
ニッポンにおける酒税とビールメーカーの仁義なき戦いの末に、いわゆるビールは麦芽の使用率で、3つに分類されています。
ビール、発泡酒、第三のビールですよね。
簡単に言えば、原料の2/3以上を麦芽で作ったものをビール、それより麦芽の少ないもの、またはビールの定義から外れた原料を用いるものを発泡酒、さらに麦芽の代わりにトウモロコシや大豆、別の酒を加えたものを、第三のビールって云うようです。これらの仕分けは、単に酒税とメーカーの仁義なき戦いから生まれたものです。元々は、ビールと発泡酒しか無かったんですが、第三のビールが誕生した経緯もあり、その言い方で分けると発泡酒は第二のビールみたいですね。
※2014/10下旬にまたビールの酒税を変更するなんてニュースもありました。
で、話を戻すと、サンミゲル社のサンミゲルライトについて、原材料の麦芽やホップの含有率を明記したWEBサイトを見つける事ができませんでした。
サンミゲルライトを発泡酒だとするブログは数サイトヒットするんですが・・・、
残念ながらどこにも信用できるソース(=情報元)の提示が無かった。
情報元でソース提示が無いまま、ピリピン関係なブログで、”サンミゲルライト=発泡酒” が拡散されているっぽい。
某FC2ブログでは、サンミゲルピルセンも発泡酒だと断定されてました。
サンミゲルライトが発泡酒だと云う信頼できるソース
でもって、「アンヘレスまにあ」の方で質問してみたんですが、某食品関連に精通している、”エージェントP”さんが、サンミゲル社に出資しているキ◯ン(←ここ原文のママ)のマーケット部に問合せしてくれました。以下がその回答です。
結論から言うと、サンミゲルライトは日本のビール定義ではビールではありません。理由は 麦芽使用率67%以下で作られているからです。つまり副原料は不使用だけれども定義の中では発泡酒以外選択の余地なしと言う事ですかね。
だから、並行輸入で日本に入って来てるサンミゲルライトは発泡酒表記です。
もちろん、逆に外国ではビールしか該当しないと言う事です。
余談ですが、”サンミゲルにはキ◯ンは資本は出してるが現地の販売に関わってるのみで、日本での販売権もないそうです。”
おっさん御用達のサンミゲルピルセンも発泡酒なのか
サンミゲルピルセンも、amazonで販売している業者が、”【フィリピン お土産】フィリピン サンミゲルビール1本(フィリピン ビール・発泡酒)”としてタイトルに記載していました。※ちょっと意味不明だけど。。。
さらに、調べると、サンミゲルビールが@85円 2010/10/12(火) 13:24なんてブログがありました。
=(以下抜粋)=
黄金(こがね)というネーミングの発泡酒が山積みになっていました。
群馬のカインズホームのPB(プライベートブランド)です。サンミゲル社とOEM提携しています。
製造元はタイのサンミゲルビール社。サンミゲル製の発泡酒だ。アルコール分は5%、味は完全にサンミゲルビヤー。
日本で売っているビールのラベルには、輸入元販売表示があって明確な記載があると思いますが、当地で販売しているとこはあるのかな。輸入ビールの専門店なんかがあれば、ビールとか発泡酒だと書かれているハズなんですが。。。
って、ことで、現状では、サンミゲルライトは、発泡酒で確定!!
サンミゲルピルセンは、今のところ限りなく発泡酒だが、ちょいとグレー、って感じです。
まぁ、ぶっちゃけ両方不味いのでこれで納得しました。(笑
そう言えば、アンヘレスのバーでもすっかりおなじみになった、アップル&レモン味のビール(あっ!第三のビールでしょうね!(笑))は、2011年ごろの発売だったようです。
WIKI:サンミゲル(企業)
参考URL:Sam Miguel Beer
フィリピン大好きな、おじさんが愛してやまないサンミゲルビヤー(サンミゲルピルセン)です。
- 本日のディバ!
- ピルセンも誰かバッサリ白黒付けして下さい。
(追記)2020.06.22
コメント
これはすごい!ピルゼンはコーンスターチその他もろもろはいってそうですので、第三類型でしょうか?
SMLですが、タイのSMLのほが味がすこしマシです。もしかして似たような味のコロナも実は発泡酒の疑いが。米系のビールも発泡酒ぽくないですか。
黄金、カインズホームのHPみたら現在はベトナム生産とありますね。前はタイ産だったみたいですが。ベトナム産だとイヤな予感しかしません。でも、サンミゲル ベトナムでつくっているのかなあ。
黄金は最初は、黒の方がベトナムになって、春先頃から普通の方もベトナムになってますね。でもって、ベトナムになってからは、サンミゲルの表記も消えたと書かれていて味も落ちたとありました。タイ産/サンミゲルの時は評価高かったのに残念です。