Wiseを利用して海外のATMで引出してみた!第三者手数料がバカ高くてゾッとした話(手数料算出根拠の詳細も)

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Wiseデビットカード取得理由

Wiseの当社のATM手数料の計算方法(Wiseデビットカード)

短期間での海外旅行時は現金のみ(現地払いのホテル宿泊費やカードの使える飲食シーンではクレジットカード)でやりくりしていました。

セミリタイヤして1ヶ月以上海外でエセノマドする様になった現在では、何かの拍子に現金が枯渇する可能性も否定できません。

そんな時の為に、現地引出しが安いと噂のWiseデビットカードを予備で持っておこうと思い、Wiseデビットカードを半年前に取得しました。

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調子に乗って現金を何度か入金していたら、Wiseの入金条件(日本円換算で100万円限度)を超えてしまい、以下のメールが来てしまいました。

X月X日までに残高から余剰金を出金しなかった場合、アカウントを閉鎖させていただく必要があります。その後はWiseにログインできなくなりますので、予めご了承ください。

おぉ~怖わ!皆様もご注意ください。

3つの手数料の話

Wiseの当社のATM手数料の計算方法(フィリピンATM)

各国の街中にあるATMで手軽に引出しできるので何も考えずにホイホイ使っていましたが、改めて取引履歴を眺めるとWiseって便利な割に使い方によってはメチャクチャ割高ってことが(今更)やっとわかりました。あはは。

イザって時の為に予備資金として使うか、第三者手数料が無料の銀行があれば(月額)日本円で3万円以内で使うかに限定した方がイイのかな。

実際に引出した市中の現金両替店とは比較していませんが、メリットがあるのでしょうか?まぁ各所のブログや動画で安いって言っているので安いんでしょうね。ここは、ちょっと詳細に検証できていません。今回は日本人が日本円をメインとした手数料に限定しての投稿になります。

Wiseアプリで表示される手数料表示名

手数料/
当社の両替手数料
通常は日本円から現地通貨にする場合の手数料で、単に”手数料”は日本円から現地通貨にした場合に表示されます。”当社の両替手数料”はATM等を利用した場合に、現地通貨が無い場合日本円から直接現地通貨に両替する場合に表示される手数料です。この手数料はWiseが独自に設定している手数料で通貨によって異なりますが、0.33%~とされているようです。いわゆる外貨両替時に発生する手数料です。必ず必要な手数料です
当社のATM手数料 勘違いしてはいけませんが、これがWiseの手数料です。銀行が独自に徴収するATM手数料ではありません。Wiseが3万円超えに徴収する手数用で、基本的には1.75%が手数料ですが詳細は後述します
第三者手数料 現地の銀行が徴収するATMのプロバイダー手数料です。一般的に言うATM手数料の事になります。この手数料についてはWise側は把握していないとのことです。予め引出し時に表示されるハズなので納得出来なければ他の銀行のATMを使って下さい。とのスタンスです

Wiseの当社のATM手数料の計算方法

Wiseの当社のATM手数料の計算方法(各国の第三者手数料)

先の表にも記載している手数料/当社の両替手数料、及び第三者手数料については、あぁそうなんですね。って納得するしかありません。

ただ、このWiseが徴収する”当社のATM手数料”が判りにくかった。今回はその詳細な計算式になります。

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カンボジア・プノンペンで日本円口座からアメリカドルを引出した場合(既に2回、3万円を超過している)

・ATM引出し額:500USD
・日本円口座からの引落額:74421JPY
・当社の両替手数料:385JPY
・両替レート:1USD = 143.950JPY
・当社のATM手数料:9.32USD
・第三者手数料:5USD
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(500USD + 9.32USD + 5USD) * 143.950 = 74,036JPY + 385JPY = 74,421JPY
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ATM引出し額:500USD (1回の操作での最大引出し額)
 ↓
Wiseの手数料は第三者手数料も含まれて計算される!(←ここ重要)
(500USD + 5USD) * 1.75(Wiseの手数料率) = 8.84USD
 ↓
3回目以降には70円の固定手数料が都度発生する(←ここ重要)
70JPY ⇒ 70 * 0.00694686 = 0.48USD
 ↓
8.84USD + 0.48USD = 9.32USD

つまり、500ドル引出すのに、
円⇒ドル両替手数料:385JPY
当社のATM手数料:9.32USD ⇒ 1,341JPY
第三者手数料:5USD ⇒ 720JPY
—————————————
合計:2,446円 の手数料が発生した。

やっぱりATM手数料(=第三者手数料)は無駄

純粋なATM手数料に加え、Wiseさんの手数料計算にも含まれるのはやっぱり無駄ですね。

それと、この投稿をするにあたり少し他の方のブログや動画を見てみましたが、ATM手数料を勘違いされている人もいました。

Wiseさんは、各国のATM手数料まで利用者に教えるつもりは無いようです。先にも書きましたが、ATM引出し時に先にATM手数料は表示されるハズなので納得出来なければ、その取引をキャンセルして、他の銀行のATMを使ってください。とアナウンスされています。マイナーな銀行は別にして各国のメジャー銀行のATM手数料(=第三者手数料)一覧を作成して欲しいと思うのはワタシだけでしょうか。

だって、Wiseさんには各国の銀行毎のATM手数料情報が蓄積されているハズですからね。

それと、第三者手数料については、Wiseさん的には”一部のATM…”と記載がありますが、これ殆どの(アジアしか知りませんが)ATMで発生する手数料の様な気がします。

アジアを旅行される皆さんはどう感じていますか?

Wiseの当社のATM手数料の計算方法(Wiseの見解)

最大3万円無料枠の落とし穴

最大3万円までの条件は以下の様です。なので、ギリギリ日本円に換算して引き出そうとすると、無料だと思った手数料に対しWiseの手数用が発生しますので注意して下さい。

Wiseの出金手数料および第三者ATM手数料は限度額に含まれます。

東南アジアに限って言えば

ATMによって異なる(=銀行により異なる)事もあるようですが、一回の引出し額が少ないですね。私の使ったATMではカンボジアでは500USD、インドネシアではRp2,000K、フィリピンでは10,000phpでした。タイは忘れました。

ちょっとまとまった金額をATM引出しをすると、毎回毎回、第三者手数料(5USD/220THB/250PHP)と固定手数料(70円)が飛んでいくんですよね。

この円安下において、手数料込みで3万円限度額が無料ってどうかな?もう少し限度額を上げて欲しいと願うばかりです。

少しでも安く利用する為には

為替レートが少しでも円高になったタイミングで旅行する現地通貨にWise内で両替しておくのと、現地のどこの銀行のATMが無料で利用できるか調べておく事ですね。後は、なるべく月3万円以内で使う事でしょうか。それと、月跨ぎで旅行される場合は、3万円+3万円で6万円無料で引出しできますね。

Youtuberやブロガーがやたらにススメルのは口座開設によるアフィリ収入が目的だったりします。送金着金は早い様ですが、旅行者が現金両替の代替えに使うのはATM手数料(=第三者手数料)が高すぎるので注意してください。

便利なカードですが使い方を誤ると現金両替より割高になるので注意が必要です。

コメント

  1. Ukon より:

    勉強になります
    危険だけどキャッシュがいいような気がします。
    結構ブログで待ちの両替も手数料高いとありますけど、レートが良ければトータルではメリット出るし、あとは盗難リスクですかね。

    一部のクレジットカードで手数料無料とか取られたら返しますとかあるカード使って金利取られるから、使った直後に、アプリで繰り上げ返済するのはどうかなって思ってますけど。

    • Kuya Bozuri より:

      アンヘレスの様にレートの良い両替所があれば良いですが、離れていると面倒臭くなってATM使ってしまってたんですよね。安い安いと言われているWiseも手数料バカにならないって思った次第です。現金メインで、どうしてもって時に限定がやはり一番良い気がします。

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