アンヘレスのバーのウェートレス
一般的にはバーで働くウェートレスは、客からオーダーを聞いてドリンクを提供し、その客が帰る際に伝票とともに精算し幾何のチップを貰い生計をたてています。
殆どの客はチップを置いて帰るので、ステージで踊るダンサーよりは日給が安く設定されています。
実際には、アナタがバーで飲むサンミゲルライトの1本分がおよその日給で、プラスで客が置いていくテーブルチップが日当になっています。
しかも、中箱以上のバーでは担当のテーブルがウェートレス間でローテーションされていて、人気の無いテーブルで且つ平日であれば、日給のみとなります。注意深く眺めているとバーに入った瞬間に「はぶ・あ・し~と!」の掛け声とともに自分の担当テーブルに誘導しています。
ちなみに、往復の交通費も休憩時間中の「まかない」も、ハイジンと呼ばれる週に1回のあそこの検査費も支給されません。当たり前ですが保険もありませんし、バーで着る制服も殆どのバーで自腹だったりします。
ぶっちゃけ、私なら、こんな薄給でやってられるか!?って、ちゃぶ台をひっくり返したいくらい。www
器量の良いウェートレス
ダンサーでも十分通用する若いウェートレスや、若干おばちゃんだがスタイルも良くて話し上手とか、美人じゃないけど愛嬌があるとかなら、それなりにニーズがあって前述の日当以外の高額な副収入も見込めますが、半数以上のウェートレスはそんな高額な副収入は望めません。
そこで、少し腕に自信があるウェートレスはバー内でマッサージを施して店内アルバイトをしています。
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
バー内で勝手に始めるマッサージについて
ステージをぼんやり眺めながら飲んでいると、背後から肩もみをするウェートレスがいます。線引きは難しいのですが中箱以上のバーでは間違いなく数名はいます。
時々、勝手にマッサージを始めて終わったらチップを要求されて気分が悪い。なんて話を聞きますが、これはアンヘレスに限らずフィリピンのバー内の慣習で、チップを払うのが当然の行為なんですよ。
つまり、マッサージを受け入れて数分間以上マッサージさせると、そのサービスの代償としてチップを要求するのは当然のことで、怒るアナタが間違っているのです。
マッサージのチップ攻撃を回避する方法
簡単です。肩に手を乗せて数回揉む間に、不要の意思を伝えるだけです。特に振り向かずにノーサンキューと小声で言うか、肩越しに手を横に振って否定を意味するイヤイヤのポーズをするだけです。意思が伝われば直ちにその行為を止めて何処かに消えるか、傍らの椅子に座ったりします。
ただ、これだけです。
ドールハウスグループの某バーでは以下のプレートを付けてマッサージを押し売りしてましたね。笑)
マッサージを受け入れる場合
チップ目当てですがウェートレスによってマッサージ時間に対する基準が違います。事前に回避する方法は肩もみのマッサージが始まってから具合を判断して直ぐに「50ペソぷり~ず」とか言うと良いです。
当たりのウェートレスは、肩から背中、腕から手まで、こちらがストップと言うまで延々と続けてくれます。ハズレのウェートレスは、ものの数分後にフィニッシュと勝手に宣言して止めます。これは数打って当たりを引くしかありません。
そんなマッサージが上手くて話し相手になってくれるウェートレスを贔屓にして色々聞きだすのはアリだと思います。だって、ダブルのドリンク出すより安上がりですから。www
- 本日のディバ!
- 日本人の感覚からすると勝手に始めて金銭の要求は何事?って思うかも知れませんが、そんなもんです。
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