WOWOWで録画しておいた(映画)メトロマニラを改めて独りで観てみた
家族が寝静まった週末の深夜に、ビールを呑みながら久しぶりに2回目を観ました。
今更って感じですが、傑作な(2013年イギリス/フィリピン合作)映画ですよね。残念ながら日本の映画館では未公開だったようです。(多分)
TUSTAYAにレンタルDVDがあるみたい。ご近所のTSUTAYA実店舗で在庫確認ができます。⇒(ここ)
(マニラって街や周辺で生活している庶民の生活を少しは知っているニッポン人なら現実の観たままの風景が重なって)なんか観終わった後には重苦しいなんとも言えない複雑な気分になります。
ぶっちゃけ、気分がドップリ凹むほどよく出来てます。
(↑ここ、自分なりに褒めているんですが伝わってますか?)
ググってみると映画好きな方のブログは上位表示されますが、フィリピン関連のブロガーさんのレビューエントリーは少ないですね。なんでだ!?
この映画は、どのサイトの感想コメントを見ても評価は高いです。一般の映画ファンのみならず、フィリピン関係な人は絶対に観て損は無い映画だと思います。(←ここ、久しぶりに言い切ってみたり!)
メトロマニラ 世界で最も危険な街
改めてのストーリーおさらい
乳飲み子を含む2人子供を持つ若い夫婦が、棚田で有名なバナウェで農業をしながら貧しいながらも幸せな家庭を築いておりました。
おコメの価値が下がり十分な収入が得られず、翌年の種コメも買えない為、仕事を求めて”なけなし”のお金を握りしめてジープに揺られ一家で大都市マニラへ向かいます。
しかし、生粋の田舎者故に、あっという間に騙されて無一文に。。。(←ここ、恋するトマトっぽい展開)
ニッポンの山谷(さんや)で繰り返されている風な日雇い労働につくも、日当は無く僅かな食事の支給だけ。。。
スラム(トンドだったかな)で住居を確保でき、なんとか夜露はしのぐ事ができたが、肝心の現金が無いので食事もままならない。
奥さんは風俗系なGROになってイヤイヤ酔っぱらいの相手をして稼ぎます。※いわゆる「金魚鉢」とか「ひな壇」ってとこに座ってました。客に20杯飲ますのが一日のノルマだと言われ働いていた。
旦那は治安の悪いマニラで最も危険だとされる現金輸送警備の仕事にやっとの事でありつく。ちなみに日当はP500だった。※元軍隊にいたのが評価されました。
そこで、目をかけてくれた先輩(上司)警備員(Youtubeのstart画面の人)からイロイロ教えてもらい公私ともな付き合いが始まる。
・・・が、最初は面倒見の良い感じの良い先輩(上司)だったが、実はコイツが腹黒いヤツで・・・。
あーなって、こーなって、・・・たぽす。
ネタバレするとアレなので、こんな感じで〆ときます。(笑
tani-p家の録画画面(おとうちゃんせんよう)外付けUSBディスクより
人様のお金を盗んではいけませんが、・・・
追い詰められた夫が家族の為に命を張る行動に、涙無くしては見れない映画となっております。
以下にレビューが集まっておりました。
メトロマニラ 世界で最も危険な街(2013年製作の映画) by filmarks
Yahoo!JAPAN映画-メトロマニラ・世界で最も危険な街
映画ファンな方がブログでしっかり纏めてくれてます。まだ観てない人より、一度でも観た人が読むと面白い。
メトロマニラ 世界で最も危険な街 – 秀逸シネマ紹介
- 本日のディバ!
- マニラでこの現金輸送車を見る度に、この映画の光景が目に浮かびます。なんかトラウマになったぽい。
映画サイトの評価欄は、フィリピンに無関係な映画好きな方々のコメントっぽいので、フィリピンフリークさんのコメントが集まればと思います。
(追記)
残念ながら、Google Play には無かった。
コメント
前にネットで見ました。
この映画のように夫婦で田舎から出てくるのは稀ですね。
たいがいは嫁が親戚を頼って一人で出てきて風俗に勤め、
旦那は嫁からの送金を当てにして田舎でタンバイしてます。
ハハハ。200%そんな感じだと思います。
これ、誰かに言って貰いたかったんですが、
・無計画な上京
・いつも神頼み
・貧乏子沢山(実は奥さん第三子を妊娠中)
なんてのは、まさにフィリピン人。とも思ってみたり。
この映画の構想は「核家族」のイギリス人の発想ですね。
実際のフィリピンならば、まず夫婦どちらかの親族縁者を頼ることから始まるでしょうし、それがこの国の大家族主義たるセーフティーネット機能。
また、映画に登場するご主人が生真面目で、どうもリアルなフィリピン男を描いていない。
それなりのリアリティーを求めるならば、ご主人はスラムで一日中博打に励み、奥様を働かせてヒモ生活するのが正解でしょう。
想像力たくましい期待通りのコメントありがとうございます。
ハリウッドでリメイク版作るようですから、台本書きなおさせましょう。(笑
あのお、大体ピーノの大都会への出稼ぎの場合、大概同郷の人を頼って行くんですけどねぇ。アタシのスラム(ペトロン基地辺り)在住日本人知人の奥方はワライで一族郎党が近隣に住んでて、奥方の親父殿が日雇い仕事を取ってきて仲間内の男衆に仕事回してましたわ。結局リアルに描きすぎると緊張感や悲惨さが無くなり「絵」にならん、云うことでっしゃろねぇ。「ブラックレイン」の「十三風景」みたいなもんですかねえ。
バー娘に聞いてもほぼ全員が親類縁者を頼って出てきてますから、多分同じなんでしょうね。
私も見てみました。
コアなフィリピンファンの方が見ると、内容的にはリアリティーが足りないということになるのでしょうが、バーの雰囲気や庶民的な生活レベルとしては、映像的にかなり貴重だと思います。
私も3日間くらいトラウマでうなされました。
心優しいハポネとして、これからはババエの家族もまとめて面倒見てやるよ…くらいの気持ちでバーファインせんといけませんね。
ところでお盆休み、淡いピンク色の服(上下)でセブパシの帰国便に乗っていませんでしたか?
人違いだったらすみません。なにかこんな感じの人かなと思う人がいたもんでw
淡いピンクの上下ですか?
でも、微妙に違いますね。アハハ。
ヤングなヒップホップ調の服です。もちろんキャップは斜めにかぶってます。
日本エレキテル連合の「ええや~ないの」の方の顔+下のステテコのおっさんの体型です。
こんな感じなので次回はお声がけ下さい。