GPSロガーで遊ぶ為の手抜きな説明(その1)

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【ご説明の前に】

  • GPSデータロガーって何ですか?と、少しでも疑問に思った旅好きな貴方向けエントリーです。
  • Holux M-241を元に手順をご説明します。
  • 各種設定は、ほとんどの場合、初回だけと思いますので、省略しています。
  • ここでは、日々の利用のみを想定した説明になります。
  • あたかもGPSデータロガー全般について説明している箇所もありますが、妄想も含まれています。鵜呑みにして躓かないようにしてください。(笑)
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1. 【前準備】 時刻合わせ

GPSロガーの時刻

GPSロガーは、衛星(GPS)より日時を受信(*1)していますので、時刻合わせの必要がありません。しかし、UTC時間(協定世界時)である為に、ログ取りする地域の時差を設定しておく必要があります。

日本のローカル時間は、ご存じのように(+9時間)です。この設定は、内蔵電池が切れるまで保持しているようなので、各国でローカル時間にする予定がないのなら、購入後一度だけ設定すればいいでしょう。

私の訪れる予定の国は、日本ローカル時間から大幅にズレませんので、シワの無い脳味噌で脳内時差補正するようにしています。よって、全てのログは、日本のローカル時刻で表示しています。

デジタルカメラの時刻

次に、デジイチ(デジタル一眼レフカメラ)やコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)の時刻を、GPSロガーの表示時刻に分単位(分正時)で正確に合わせます。

カメラの時計は比較的狂いが激しいので、旅行に出る前には、面倒ですがその都度、合わせておいた方がいいでしょう。

※GPSロガーとの時刻のズレは、後で使用するソフトで補正できますが、ここでしっかり合わせておきましょう。

(*1):カシオ(CASIO)の電波壁掛け時計と比較してみましたが、ぴったり秒まで一致していました。(まぁ当然ですね。違っていたら逆にビックリしています。)

2. 【ロギング】 ログ取りや写真撮り

m-241サーチ・捕捉・開始
ログを取り始めたい場所で、GPSロガーの電源を入れます。LCD液晶に[GPS Searching]と表示されます。暫くすると(*2)、GPSを受信した『衛星ロゴ』と、残りの記録可能なログ数が表示されます。これでログ取り可能になります。

「スタート」ボタンを押すと、『走っている人のロゴ』がLCD液晶に小さく表示されます。この時点からロガー内にデータが蓄積されていきます。

←写真は拡大します。



【写真左】: 電源投入後でGPSを検索中の状態 [GPS Searching]
【写真中】: GPSを捕捉した状態 [衛星ロゴと残りの記録可能数]
【写真右】: ロギング中の状態 [衛星ロゴと残りの記録可能数]及び[走っている人のロゴ]

「スタート」「ストップ」は、写真の右下ボタンの[ENTER]押下で切り替えします。

※LCD液晶画面が無いGPSの場合は、点灯する小さなライトで判断するようです。

記録する間隔は、機種により異なりますが、数秒から数時間まで指定できる機種もあります。M-241の場合は、5,10,15,30,60,120秒です。ちなみに、私は、5秒または10秒でログ取りしています。

ロギング開始したまま、デジタルカメラ(デジイチやコンデジ)で、適当に写真を撮りためていきます。

ログ取りの終了ポイントで、「ストップ」ボタンを押して、ログ取りを終了します。数時間以上、使う予定が無いのなら、一旦電源を切っておきます。

以上を、ロギングしたい場所で繰り返します。

※他の機種は知りませんが、M-241の場合は、電池切れした中途ログは綺麗サッパリ、気持ちよ~く失われてしまいます。何度泣いたか判りません。

(*2):GPSロガーが衛星を捕捉するまでの時間は、以下のように表現されています。

3つのスタートの種類とは?

スタートの種類 説明 時間
コールドスタート 長時間電源を入れなかった場合などのスタートです。全く白紙の状態から衛星を探しますので一番時間がかかります。 36秒
ウォームスタート 短時間の電源OFFの場合、まだ内部で位置情報を保持している場合があり、位置情報の再取得のスタートです。
実際のところコールドスタートと区別がつきません。あはは。
33秒
ホットスタート 位置情報が保存された状態からのスタートです。衛星は捕捉したままですが、ログ取りのみを停止している場合などです。 1秒

※上記、表内の「時間」とは、電源投入から衛星を捕捉するまでの時間です。殆どの同価格の競合機種も似たような時間です。これらは、GPSのスペックにある「チップセット」や「チャンネル数」が判断材料になります。

しかし、建物や障害物などにより上記時間より大幅に遅れる場合があります。ロギングしたい5分前には、GPSロガーの電源を入れたほうがいいと思います。5分以上捕捉しない場合は、自分自身が移動して、さらに上空が開けた場所に向かいます。一度、捕捉すると結構安定して捕捉するみたいです。衛星を探し出す訳ですから、天候にも当然左右されます。BSのテレビ受信と同じですね。

GPSカメラ関連のグッズ

GPSを内蔵したデジタルカメラ:ニコン COOLPIX P6000 ブラック (SDカード2GB付き)
後付けでGPSを追加する(機種限定):【送料無料】★ニコン GPSユニット【税込】 GP-1 [GP1]

※これらの商品は、JPEGの位置情報(GPS-IFD,Geoタグと呼ぶ場合が多い)に、直接GPS情報を埋め込めます。軌跡ログが必要でないなら、画像からピンポイントで撮影場所がわかります。
一見、良さげな商品ですが、GPSの精度は???のようです。一応、GPS雑学のネタとして紹介してみました。

コメント

  1. tani-p より:

    この日経の記者さんは、あなたのブログを見たのでは?
    との情報を「管理人のみ閲覧」で頂戴しました。
    夏休みに最適! 旅行の思い出を完璧にするGPSロガー
    http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20090810/1028254/
    ははは。まぁそんなことはないと思いますが。。。。
    著書が100冊あるみたいだからまとめ方がうまい。
    いっそ手抜きな説明(その2)をやめて、この記事に誘導するかな。(笑

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